目的と目標。どちらもよく耳にしますね。この2つの言葉、意味がぜーんぜん違うのに、一緒にして考えている人が多いです。
僕は小学〜高校のとき、12年ほど剣道をしていましたが、絶えず教えられてきたことがあります。
『何の為に稽古をしているんだ?』
『試合で勝つため?違うだろ?』
と。剣道は、礼儀を重んじ厳しい稽古を積むことで、忍耐力や精神力を鍛え、人格を養っていきます。試合で勝つことは目標であって目的ではありません。それを証拠に、負けたって剣道をやめたりはしません。
さて、本題。
上の話、勉強はどうでしょうか。受験に合格するために勉強する。これは目的?目標?
受験が終われば勉強はやめますか?
やめると答える人は多いかもしれません。本当にそれでいいんでしょうか。
会社に入っても、あるいは定年退職を迎えても、学ぶ姿勢を持ち続け、何かを勉強する大人の人は素敵です。僕はそう感じます。
勉強とは、点数を取るためのものではないでしょう。
「あなたは何の為に勉強していますか?」と聞かれたとして、何と答えるのが皆さんはカッコイイと思いますか?
中学生や高校生がする勉強の目的は、ひとつの答えとして、
学ぶ習慣を身につける
というものがあります。でもこれは大人の言い分です。いくら正しくても、子どもにとってこれでは気が進みません。やはり内発的なものがなければ長続きはしません。ぜひ素敵な大人になる為に、自分なりの答えも見つけてください。
よくわかんねぇ、という方。誰でもいいので、素敵だと思う大人の人に聞いてみましょう。どうして勉強しているんですか?って。なにかヒントが得られると思います。