先日告知した京大の公開講座に行ってきました。上の画像が宣伝チラシですね。
土曜の昼間ということもあって、部活やら何やらで僕らと行ったのは中学3年生の子が1人だけでしたが、京大生と一緒に科学講座だなんて、むしろ人数少なくてラッキーだったんじゃないか?と思ってます。
しかも一緒に行ったGOALOOKスタッフは京大の理学部が1人と農学部が1人なので、超贅沢ですよね。何か分からないことがあっても横にいる僕らに聞けば、前で講演する京大の先生よりずっと分かりやすい解説が聞けるわけですし。(笑)
というわけで、非常に楽しい1日でした。個人的にすごく興味を持ったのは、『宇宙農場ラボ』のお話ですね。なんでも「月に移住するのって結構アリじゃね?」というモチベーションのもと様々な研究が世界中で行われているようで、そのひとつとして、月に木が生えたら住みやすくなるじゃん!という研究を紹介してくれてました。
一緒に行った塾生の中3の子は「そもそも今回の分野にはあまり興味はなく、イベントとして興味本位で来た」とのことでしたが、結局楽しんでました。やっぱり良いですよ。未知のもの、興味がないものに一旦触れてみるというのは。これを機に「僕はこれを将来実現したい」と思うものに出会えるかもしれないし、たとえそうでなくてもやはり何かしら心は動くものですから。こうやって参加してみることで、どんどん意欲的になって、人格も形成されていくものです。
午後は「電磁波を使って電気をワイヤレスで送る」という内容でした。難しく感じたようですが、帰りの電車の中で話しているうちに理解もできて、帰り際には「楽しかったです」と。(実際、僕らからめちゃくちゃ解説したんでね(笑))
嬉しい限りです。本当に。中学3年生で「電磁波」を理解できるってすごいですよ。
午後の風景をパシャリ。(これ載せてもいいのかな...京大の先生方...?)
生まれて初めて入りました。電磁波を99%吸収するトゲトゲが壁中に貼られた部屋。電波暗室と呼ぶのですが、携帯電話が圏外になったのを確認して少しテンションが上がりましたね。当たり前のように普段勉強していることでも、ちょっとした体験で高揚してしまいます。科学っておもしろいですね。
これはマジメに教授の話を聞く塾生(左)と米山先生(右)。
さらにさらに、こちらなんですが(読み取りやすいようにと思って画像を軽くしたら、やりすぎてめちゃ粗くなっちゃいましたごめんなさい...(笑))
左の機械から電波を出してて、それを奥の4枚の基盤がキャッチしたら光るっていう仕組みなんですが、めまぐるしく電波の方向を変えてるの分かります?
これ、面白いのが、電波を発射する機械は全く動いてないんですよ。実は、機械の前面の右と左から2つ電波を出してて出すタイミングをずらしてるだけなんですよ。「干渉」という現象が起こっているのですが(高校生なら分かるかな?)、それだけで電波を狙ったところに届けることができるんですね。シンプルにすごい。
まだまだ面白い部分はあるのですが、話を聞くのとメモを取るのに夢中になってしまって、写真を撮り忘れたのでこれくらいにしておきます。
不定期でこういうイベントを開催するので、興味があれば、あるいは色々と積極的に取り組めるようになりたいと思うなら、気が乗らなくても一度来てみてください。僕らとしては、子どもたちの可能性を発現させる機会として、こういうのをどんどん提供したいという思いで塾を運営しています。もしかすると、自分の世界が開ける瞬間に出会えるかもしれませんし。